仏教の縁日と世界平和祈願

仏教の縁日と世界平和祈願

1月も終わりに近くなって来ましたが、22日になって遅すぎる初詣?に行って来ました。四天王寺のお太子さんです。「お太子さん」というのは正式には「太子会(たいしえ)」といい、四天王寺の月例の聖徳太子の縁日です。縁日の日は普段の日より参拝する人が多く露店もたくさん出ます。「お参りするなら縁日に!」ということで、縁日について調べてみました。

縁日(えんにち)とは、
もとは仏教についての由来《縁(ゆかり)》のある日を意味する。仏教に限らず、神仏の降臨、救済、成仏などの由来のある日に、その神仏の供養をし祭りを行う。(ブリタニカ)

薬師如来 – 毎月8日
虚空蔵菩薩(虚空蔵さん) – 毎月13日
阿弥陀如来 – 毎月15日
閻魔大王 – 毎月16日
歓喜天(聖天さん) – 毎月16日
千手観音菩薩 – 毎月17日
観世音菩薩 – 毎月18日
弘法大師 – 毎月21日
聖徳太子 – 毎月22日
八幡さん – 毎月23日
地蔵菩薩 – 毎月24日
天神 – 毎月25日(天神祭)
愛染明王 – 毎月26日
不動明王 – 毎月28日
大日如来 – 毎月28日
鬼子母神 – 毎月8日のつく日

この日にお詣りすれば普段のお参りより割り増し?で御利益があるといいます。露店も出ていたりすると楽しいですしね。

縁日がすきやねん!

閑話休題、2016年1月6日 –
北朝鮮が核実験をおこないましたが、それに対して真宗大谷派(東本願寺)がコメントを出しています。ここに全文引用しておきます。

朝鮮民主主義人民共和国における核実験についての宗務長総長コメント

このたび朝鮮民主主義人民共和国が水爆実験成功の報道を行いました。この核実験は、生命の尊厳を踏みにじる行為であるだけでなく、自ら国際社会との関係性を断絶する行為に他なりません。強い憤りと深い悲しみを覚えます。
国際情勢は異なりますが、先の大戦において私たち日本は、関係性を断絶して孤立の道を歩みました。他国に対して、いかに軍事的な威圧と恐怖を与えたとしても、孤立によってもたらされるのは破滅的な世界であり、民衆がまさにその犠牲を強いられることになります。
私は仏の教えに聞く者として、地球上のあらゆるいのちの平和と共存のために、朝鮮民主主義人民共和国には、二度と核実験を繰り返すことなく、関係性を開いていく道を歩まれることを強く要望いたします。

2016年1月14日
真宗大谷派(東本願寺)宗務総長  里雄 康意

世界平和がすきやねん!

関連リンク
四天王寺お太子さんの参拝記
東本願寺のHP

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