公務員は全員被災地へ!

ボランティア(volunteer)

原義は神の意思(voluntas)
語源は英語のwillの語源ともなったラテン語のVolo(ウォロ)で、意思や志願を意味した。
(volunteer)とは、自らの意志により参加した志願兵のこと。
≪以上、Wikipedia≫
自由意志に基づくというのがボランティアの原則

最近、官公庁の白書がインターネットで公開されています。見ていると結構面白い。

平成12年度 国民生活白書
「ボランティアが深める好縁」平成12年11月 経済企画庁(内閣府に移行)
http://www5.cao.go.jp/seikatsu/whitepaper/wp-pl/wp-pl00/hakusho-00-index.html

ということで、ボランティア休暇制度の導入がすすめられました。

 「ボランティア休暇」とは、企業が従業員のボランティア活動への参加を支援・奨励する目的で、有給の休暇・休職を認める制度のことです。

阪神・淡路大震災を契機に、率先して制度を整備することにより、民間企業や個人にもボランティア意識やボランティア制度を広く普及させることを目的に、官公庁に全国一律に導入されたそうです。
現在では「公務員が有給でボランティアをするのはおかしい」ということで、橋本氏により大阪府では廃止されています。他の自治体でも廃止されているところがあるかもしれません。

民間はというと、
厚生労働省の「平成25年就労条件総合調査結果の概況」によると、
平成24年「ボランティア休暇」のある会社 2.8%
その多くが大企業のようです。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/13/gaiyou01.html
ボランティア休暇をとれるのはほぼ公務員だけというのが実状でしょう。

 今こそボランティアが必要なときです。せっかくの恵まれた環境にいるのですから、公務員やボランティア休暇のある会社の人は率先して熊本地震の被災地に行くべきです。官公庁がボランティア制度を広く普及させることを目的に、率先して制度を整備したのですから、そうすることが、ボランティア休暇の導入を多くの企業に普及させることになります。「制度はあるけど実際には休暇がとれない」なんて事がもしあるのなら、
そんな制度やめてしまえ!
ボランティア休暇が多くの企業に導入されたとしても内実の伴なわない見せかけだけの制度なら何の意味もありません。

はたして公務員に「自らの意志により」休暇をとってボランティアに行く人間がどれほどいるのでしょうか?役職が率先してボランティアに行きましょう。「時間がとれない」「意志はあるけどまわりの目が・・・」なんて言ってる人は意志がないのと同じです。

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